悲しさ連鎖

僕が、Ｊａｋｅ　ｓｔｏｎｅ　ｇａｒａｇｅと云うバンドに出会ったのは、
ただただ、ＴＥＡＭＮＡＣＳの太鼓が観たくて行った数年前の夕張でのイベントだったと思う。
その時に、このイベントからＪａｋｅがオフィスキューのメンバーになります、ということを聞いたんだ。
月光グリーンとちょっと違って、こ綺麗なバンドだなぁってイメージしかなかったんだよね。
それから2008年のジャンボリーと、今年のジャンボリーでしか、生で見ていない。
きっと私のなかでは、大好きなＮＡＣＳさんたちの後輩、家族みたいな事務所の一員。
と、いうだけで、そこまで追いかけていたわけじゃない。
そう。
そこまでなにか知っていたわけじゃないんだけど。
今年のジャンボリーでみた、彼はとっても楽しそうだったなぁ。
今年のオープニングのＪａｋｅの曲は、本当に格好良かった。
大好きな戸次しげちゃんと、一緒に笑っていたよなぁ。
それがなんか、とっても仲良さそうで、羨ましかったんだよな。
イベントが終わってから、外のテントでＣＤてうりしていて。
私は隣の月光グリーンさんたちと握手して帰ってきてしまったけど。
あのとき。
ＪａｋｅのＣＤも買って、声をかけておけばよかったなぁ。
いや、そうでもないのか。
それが最期になったと思ったら、もっとやりきれないのかな。
あの時が最期で。
もう会えないなんて思わなかったから。
ごめんね。

そう。
ファンだった。と云うこともない。
でも、ただ知識として知っている、というレベルでもないんだ。

だから、なんというかこの何ともいえない切なさは、どうしてもどうしても説明できないんだ。

大切な人が大切な人を失ってしまった悲しみが。
なんだかじんわり広がって。
どうしてもどうしても。
やりきれない。
また会えると思っていたのに。
もう、会えないから。
そうだ。今月の渋谷でのツーマンライブに、行こうともしていたんだった。

どうして亡くなったのか、良く分からないから。
事故なのか、病気なのか、なんなのか。
彼が亡くなってしまった、と云う事実と。
そんな彼を想うみんなの哀しさと優しさに。

泣く。

生きていたら、
生きていたら、きっとまた会えたのに。


Ｊａｋｅ　ｓｔｏｎｅ　ｇａｒａｇｅタケシさんのご冥福をお祈りして。