ロックスター

嵐の夜です。
近づく台風。

そんな10月8日は、私的偉大なロックスター、吉井和哉の誕生日である。

はっきりいって、全然音楽に興味のない自分は、いまや聴く音楽といったら吉井和哉ばっかりなのだ。
（あとNACS…。）
もう、何が良いとか、ロックが良いとか、そんなことは分からない。
っていうか、ロックがなんだとか、音楽のジャンルすらよくは知らないし。
でも、10代のときに出会ってしまった彼の曲は、もうずっと一緒に生きてきていて、今もまだ離れずにいるのだ。

決して、曲を聴いて救われるとか、癒されるとか、元気が出るとか云う曲たちでは絶対ないと思う。
でも、「ＪＡＭ」という曲があって。

ひとりで、部屋にうずくまり。
暗いなかで、テレビの明かりだけ。
どうしようもできないことに、あがいて、苦しくて、切なくて。
決して絶望しているわけではないけど、もがいて、葛藤して何もできなくなっているような姿が浮かんで。

ああ、そこにいるのは自分だと思った。
何て凄い曲があるんだろうと思った。
それ以来、ずっと自分中では、あの曲が鳴っている。

イエローモンキーが活動休止した時に聞いたＪＡＭも。
解散決めたときに聞いたＪＡＭも。
ソロで歌ったＪＡＭも。
イエローモンキー以外のバンドで歌ったＪＡＭも。

聞くたびに印象が違えば、
時に癒されたり、元気付けられたり、もっと切なくなったり、泣きたくなったりもする。


暗い部屋でひとり
テレビはつけたまま
ボクは震えている
なにか始めようと
外は冷たい風
まちは矛盾の雨
君は眠りの中
なんの夢をみてる

ときは悲しみも
裏切りも
全てを僕にくれる

眠れずに叫ぶように
体はあつくなるばかり

ｇｏｏｄｎｉｇｈｔ　数え切れぬ
ｇｏｏｄｎｉｇｈｔ　夜をこえて
ｇｏｏｄｎｉｇｈｔ　僕らはつよく
ｇｏｏｄｎｉｇｈｔ　美しく

はかなさにつつまれて
切なさに酔いしれて
かげもかたちもない僕は
すてきなものが欲しいけど
あんまり売ってないから

好きなうたをうたう。


吉井和哉のなにがすごいって、
自分のテンションや、状態が全部曲に現れてくるってことだ。
だから、凄い暗いときにかかれた曲たちは、凄い暗くて悩みすぎだし。
なんか抜けたなって時には、吹っ切れた曲がかれる。
人間味があるといえば、あるし、子供みたいだといえばそうだし。
だから、なんだかまぁ、目を離せないし。
ああ、ずっと一緒に生きていかなきゃなぁとも思うのだ。

ハピバ！

あ、いくつになったんだろう。