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『曳舟湯の怪人図鑑』
怪人「ユノハナコ」
女湯に居る。
男湯から「ハナコ出るよ~」と声をかけると、「ハーイ」と云う声がするらしい。
噂
ユノハナコと、恋人タローは、6畳ひとまの風呂無しアパートに住んでいた。
風呂がないので、ふたりは毎日銭湯へ通う。
いつかは、風呂付のマンションに住もうなんて夢を語ったりする。
やがて、タローの仕事も軌道にのり、ふたりは結婚し、念願の風呂付の部屋へと引っ越す。
もう銭湯へ通う必要がなくなったふたり。
やがて、銭湯の存在すら忘れ、忙しいなかですれ違っていく。
ハナコはどうにか2人の時間を作ろうと、「お風呂が壊れたから」という嘘をついて、タローを銭湯へ誘う。しかし、「風呂はいいから」と云って寝てしまうタロー。
ひとり銭湯へと向かうハナコだったが、その道で思わぬ事故に遭い、命を失ってしまう。
大切な存在を失ったことに、傷つき、後悔しながらも、タローは独りで生きていく。
その何年も何年もあとのこと。
仕事も勤め上げ、随分年をとったタローは、昔と変わらない姿で営業している銭湯を見つける。
あまりの懐かしさに入ってみると、中もハナコと通った頃となんら変わりがないのだった。
懐かしさのあまり、風呂を出る際つい「ハナコ出るよ~」と、女湯に声をかけてしまうタロー。
すると居るはずのない女湯から「ハーイ」と云うハナコの声が聞こえたのだった。
タローは毎日銭湯へ通うようになる。
風呂から出るときは必ずハナコへ声をかける。
「ハーイ」という返事は毎日聞こえる。
タローは今日も独りで帰っていく。
怪人・ユノハナコ
女湯にいる。
待ち合わせをしている男女を羨ましそうに見ているが、特になにもしない。
男湯から「出るよ~」と声をかけると、笑って消える。
イッツ妄想劇場でした。
東京伝波時計の役者、佐京くんには、キューブリックの前回公演『誰ガタメノ剣』で大変おせわになったのでございました。
それからそれから、この公演には、またもいっぱいお世話になった劇団 foolのみなさまも出演されていましたよ。
役者としてのみんなを見るのは初めてで。
久しぶりに会って、違う顔をみれて。なんだか感動。
若さとパワーのある舞台でございました。
そのあとは、一緒に行ったキューブリック元制作・坂上さんと、原さんと、そしてたまたま観にきていた、『誰ガタメ』土佐市店長谷田貝氏と、ごはんを食べにいきましたです。
毎度のことながら、坂上さんのバイタリティには感心しきりです。それから原さんの気配りにも。谷田貝さんのなんか妙に落ち着いた喋りも。みんなみんな素敵です。
先日、アメトーク!で、「人見知り芸人」を見て、大いに共感してしまた僕は。
打ち上げの苦手さとか、挨拶の不器用さとか、めちゃくちゃ「あるある!」だったのだけど。
そういうところを直さないと、演劇人にはなれないぞ、といつもいつもこういう場で思う。
でも、まだ演劇とかを語るには経験がなさすぎて。
どうしてもやっぱりコトバがでてこない。
そんな自分と向き合う夜。
たくさんの人と居ることが楽しいんだ、と語る坂上さんは、やっぱりなんだか素敵人なのだった。
『シアターキューブリック二次元スクリーン劇場 in 名古屋』
~祝・初ナゴヤ!どえりゃあ仲良うしてちょーだやあ!~
2013年6月23日(日) テレピアホール
シアターキューブリックが名古屋へまいります!
東海圏のみなさんのたくさんのリクエストにお応えしたくてとうとう初進出!
嬉しさ丸出しの副題!ですが、タイトルには「二次元スクリーン劇場」という見慣れない字面が!?
そうなんです、今回は公演ではなく、お芝居の上映会とトークショーという初挑戦のイベント。
お芝居を家のテレビで見ても100のうちの3か5くらいしか伝わらない!
でも、劇場の大きいスクリーンでたくさんの人と一緒にワイワイ見れば30か40くらいまでは行けるはず!
東京まで観に行きたくても行けなかったというあなた、そしてもう一度あの作品が観たいといってくださった全国のあなたも!
名古屋で、どえりゃあ仲良うしてちょーだやあ!
13:00~ 『誰ガタメノ剣』(2011.5上演作品)
トークショー◇片山耀将・谷口礼子・千田剛士
17:00~ 『葡萄酒いろのミストラル』(2012.5上演作品)
トークショー◇市場法子・伊藤十楽成・大沼優記